当院は現代医学と東洋医学を併用し、日常診療を行っています。現在、東洋医学による漢方治療は保険診療から除外されようとする動きもあり科学的根拠となる論文(EBM)を必要としています。このため、日々の診療の結果を、下記症例集積研究として東洋医学会雑誌に行うことを予定しています。この研究は後ろ向き研究といい、日々の通常診療の結果を解析して、治療法の有効性の検討を行うものです。
◎ 感染性表皮嚢腫(感染性粉瘤)に対する排膿散及湯の有効性の検討
対象:
2013年から2018年までに感染性表皮嚢腫で当院を受診し、
排膿散及湯内服治療を行った患者様
公開内容:
年齢・性別・治癒までの期間・転帰(治癒したか無効だったか)・
抗生剤併用の有無・基礎疾患の有無
上記内容に名前のイニシャル、ID、写真などの個人情報は含まれません。
この報告への協力を希望されない患者様は下記メールアドレスまたは当院スタッフまでご連絡お願いします。
◎ オプトアウトについての補足
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用い研究等については、国が定めた指針に基づき「対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」が、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。このような手法を「オプトアウト」と言います。通常は新しい治療薬の研究時に行いますが、近年個人情報保護法により厳密な運用になり、後ろ向き研究でも必要となりました。当院は通常の保険診療を皮膚科ガイドライン遵守し行っています
不明な点があれば、スタッフにお声掛けください。
2020年2月17日
医療法人 具志ひふ科クリニック
具志明代